小・中学校専門塾講師の思うこと

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

小・中学生専門塾講師の思うこと

とある個別指導塾の講師です。家庭教師もやっています。

【スポンサーリンク】

小学生のテストで中学生以降の判断はできない

小学生のテストは易しいです。100点を取ることも珍しくないと思いますし、少し失敗しても80点・90点ぐらいが多いと思います。平均点とかもこの段階で気にすることはほとんどないと思います。

 

また、単元ごとにテストをしますので数が多い分一つのテストの重みは小さいです。ですから、おそらく親御さんも

「この前のテスト何点だった?」

「明日の算数のテストがんばってね!」

と気にかけることもそこまでないのではないでしょうか。

 

テスト勉強というのもしていない子の方が多いのが現状だと思います。明日漢字のテストだから今日漢字の勉強をしよう!という子はいますが、明日算数のテストだから今日は復習で演習問題をしよう!という子はあまりいません。テスト自体、小学生の段階では本人も親御さんもあまり気にしていないのだと思います。

 

そこから中学生になると成績は5段階評価となり、その成績は高校進学への内申点となります。そしてその成績を決める大きな要素が「中間テスト」「期末テスト」です。

 

小学校6年生から中学1年生になって最初のテストで初めて「テスト期間」というものを知ります。本格的な「テスト勉強」も始めてする子が多いかもしれません。

ここから「こんな点数!?」「ヤバい!」と思う子がいるはずです。

とは言っても中学最初のテストは易しいですから、ここまでは持ち前の実力だけで高得点を取る子も多いです。

問題は次の期末テストです。ここから一気に下がる子が多いです。

なので夏休み、いわゆる「夏期講習」から塾に通いだす(親御さんが通わせる)生徒さんがたくさんいます。

 

その夏からの入塾の際、保護者面談でよく聞くのが

「もっとやれると思っていた。小学生のときはけっこう良い成績だったのに・・」

というお言葉です。

 

そこで軌道修正できる子と、良い点数が取れないから勉強嫌いになり、そのまま下降していく子に分かれていきます。

一番わかりやすいのが、中学3年生の子で

 

「過去最低点」が1年生の1学期の子

 

「過去最高点」が1年生の1学期の子

 

と結構な数がいることです。

「ヤバい!」と思えるか「ダメだもう・・」と思ってしまうかとも言えます。

 

これは極端な例ですが、最初に点数が悪い→嫌いになる→どんどん成績が悪くなるというのは本当によく見る負のスパイラルです。

 

なので小学生から塾に来てくれている生徒さんやその親御様にはこのことをしっかりとお伝えし、6年生の年明けからは中学生の予習をさせています。

 

理由はもちろん上記の「負のスパイラル」にならないため、もっと言えばその反対の状態にしてあげたいからです。

 

良い点数が取れる→褒められる・称えられる→もっとやろうと思う→教科が好きになる

という流れです。結局好きになった教科は勉強自体がそれほど苦ではなくなるので、後々すごく楽になります。英語は好きだけど数学は嫌いという子は多くいますが、英語に関してはやれと言わなくても自習が進んでいるのに対して、数学はこちらから指示をしなければ自分では取り組まない。こういう子を何人も見ているからです。

 

ありきたりな言葉になりますが、「最初が肝心」ですね。