小・中学校専門塾講師の思うこと

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

小・中学生専門塾講師の思うこと

とある個別指導塾の講師です。家庭教師もやっています。

【スポンサーリンク】

子どもが嫌いな塾講師の話

以前勤めていた予備校に「子どもが嫌い」という講師がいました。

 

さすがに堂々と子ども嫌いを公表するわけにはいきませんから、もちろんそのことを知るのは一部の同僚だけでした。

 

自分はまだ数年目の新米であり、その講師はベテランで当時は真っ向から自分の言いたいことも言えませんでした。

 

授業スキルは素晴らしく、教え方や授業の進め方は本当に学ぶところが多かったです。教えるプロといったところでしょうか。

 

職場での忘年会や夏期講習などで色々と仕事以外でも話すことが多くなり、実はその講師が子どもが嫌いだということがわかりました。

 

教えることが得意で、学歴があったためこの仕事を選んだとのこと。そして学校の先生にならなかった理由は「勉強を教える」以外のことはしたくなかったから。

 

その話を聞いてから職場での行動をよく観察するようになりました。本当に子どもが嫌い・・というか好きではないのだなと感じるところが数多くありました。

 

一番感じたのは勉強以外には関わろうとしないこと。子どもたちが喧嘩をしていても「どうしたんだ」という一声もかけませんし、生徒が業務時間外に勉強の相談に来ても

 「また明日来い」としか言いませんでした。ちなみに自分の勤めていた校舎では、授業時間後に「質問タイム」のような先生が教室に15分ほど残る時間がありました。要するに質問するならその時間内に来いという意味です。

 

生徒の保護者様との面談は基本的にチューターや校舎長が行っていましたので、授業担当の講師が面談をすることは子どもとしかありません。しかし子どもとの面談は強制ではないのでこの講師は面談はほぼしたことがないと思います。自分が勤めていた間には一度も見たことありませんでした。

 

勉強が得意であったので「教える」を仕事として選んだだけ。

「生徒の成績を上げる」ことを目的とするのであれば、こういった講師も需要はあるのかもしれません。

 

でも教えているだけで決して「育てる」ことをしているとは思えませんでした。

自分は未来ある子どもたち、日本の未来を創っていく子どもたちの成長を手助けしたいという思いでこの仕事を選びました。

「勉強を教える」というのは将来の選択肢を広げる手段の一つであり、それよりも子どもと関わって、何かしらその子の未来に良い影響を与えたいと思って日々指導しています。むしろ勉強以外の相談もどんどんしてほしい。それがどんなことでも構わないですし、そこで頼れる人がいない状況では子どもたちが間違った方向に進んでしまうかもしれません。

 

新社会人の評価が低いという話も聞きます。

「挨拶ができない」「常識がない」「場の空気が読めない」「コミュニケーションがとれない」「仕事に対する姿勢がありえない」「教える必要のないことまで教えている」

 

全て・・とは言いませんが大部分が大人の責任ではないでしょうか。

 

最初から誰にも教わらずにそれをできる人はいないはずです。

 

ゆとり教育の世代がネット上で叩かれているという話も数年前に聞きました。

それはその世代の大人が悪いのではないでしょうか。

 

話が外れてしまいましたが、子どもが嫌いでただ仕事として勉強を教えているだけという講師の話でした。

 

ちなみに自分が講師を採用するのならば学力は全く問いません。だって後から身につけることができますから。

 

条件は「子どもが好きであること」にしようと決めています。

勉強だけでなく、その子の人生に関わってあげてほしい・・関わりたいですね。