小・中学校専門塾講師の思うこと

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小・中学生専門塾講師の思うこと

とある個別指導塾の講師です。家庭教師もやっています。

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成績保証制度に関して その2

成績保証制度の

「+20点が達成できなかったら翌月受講料を無料で補習します!」

これについて考えてみます。

 

まず、この特典に関しては塾によって1ヵ月分だけだったり、2~3ヵ月分だったり、半年間という塾も聞いたことがあります。塾によって違うということですが、当然これが長ければ長いほどその塾は自信を持っているということになります。

塾の経営者にとって授業料が無料というのは無収入になることに等しいです。

1ヵ月ならともかく半年も無料で生徒を指導するとなると、その分生徒席や授業時間も割かないといけませんし非常に苦しいと思われます。

 

ですが他塾の先生方に聞いた情報や自分の知っている知識で考えるなら、先日の記事にした通りまず達成できる可能性は高いです。なぜなら最初の契約時に

「以下のルールを守った上で達成できなかったときに保証する」

といくつか条件を提示しています。

代表的なもの

・塾の宿題は必ずやること

・先生の指示に従って授業日以外の補習に必ず参加すること

・テスト前3日間は必ずこちらに来ること

・先生の指導に従うこと・・・等

 

これが守れればまず点数は上がります。むしろ上記のことを守らせるのが塾の先生の仕事ではないかと個人的には思っています。

ですからある程度生徒さん&親御さんが同意してくれた上で成績保証制度を利用する場合は成功確率が高いです。

 

そして塾にとっては失敗しても「入塾させる」チャンスになっています。

 

例えば+20点に失敗した場合、現金で〇〇円キャッシュバックします!・・・とかであれば塾としては失敗は許されないでしょう。

 

でも実際は「授業を無料にする」ことで保証をしています。

つまり、失敗しても塾に通ってもらうことになるのです。

 

通ってもらう期間が長ければ長いほど教室からするとチャンスとなり、その生徒さんとコミュニケーションをとって情報を集めます。そしてしばらく接点があるのでその生徒さんの保護者様とも連絡を頻繁にとります。

 

こうして1ヵ月以上塾へ通ってもらうと自然と「今後もお願いします」となることが多いです。これは実体験としてありますし、他塾の先生方にもお聞きした話です。

 

塾にとっては通ってもらう、来てもらうことが最も大きいハードルであり、そこを乗り越えてしまえばだいたい入塾につながります。電話でのお問い合わせやHPから資料請求等は多いですが、そこまでの方も多いです。先へ進まない。

 

例えば無料体験にきてもらうだけでも入塾率は高くなります。でも無料体験だと色んな塾を体験させる保護者様もいますので確実とは言えませんが。

 

では体験よりも多めの短期講座にお申込みをいただいた場合。これはもうかなり入塾率が高くなります。短期講座というのは例えば2週間塾に通ってもらえる講座とか、春休みを利用して5日間で基礎を復習するだとか、そういったものです。

 

こういったこともあり、成績保証は色んな塾で真似しやすい(真似したい)制度なのではないでしょうか。塾からしたらメリットしかありません。

 

今回はふと気になったので書いてみましたが、自分で塾を始めてからはこういったことは気にしなくなりました。フランチャイズや本部のある大手塾の看板を使わず、個人でやっているので食べていければそれで良いと思っているからです。

 

個人で塾をやられている方というのは「儲けよう」ということよりも「子どもたちを育てたい」という信念をもって取り組まれている方が多いのではないかなと感じます。

少なくとも長年続けられている塾さんは塾長様がそういった先生です。

ビジネス的な考えで起業された方はあまり続かないんじゃないでしょうか。。。