あまり面白い話ではないかもしれませんが、自分が指導している生徒に本当に英語大好きな子がいます。その子が昨日最後の通塾日でしたので、その子のことを少し書きたいと思いました。
この子は漫画のキャラ設定にありそうなほど、成績が極端でした。
英語は1年生の1学期から3年生3学期まで「5」以外取ったことがありません。
単語テストも間違えたことがありません。(知ってる限りでは)
学校の定期テストでは100点か96~98点といったところで、過去最低点が95点でした。
ただし、数学は最近でこそがんばって50~60点を取るようになりましたが、1年生の後半から2年生の後半までは平均して30点でした。21点だったこともあります。
国語はまずまずですが、理科や社会も数学と同じくらいの点数です。
この子は1年生の二学期が終わろうかというころに入塾してきました。
その時点でテストはもう前述の状態。
成績表はまだ1学期のものしかなかったので、テストの点数を持ってきてもらい、最初に自分が持った感想は
「うわぁ、もったいないな・・・」
でした。だって英語で100点とれる子が、理科・社会合わせて40点ないとか明らかに勉強してないだけ・・しかも足りないのではなく本当に全く勉強していないのだろうなと確信しました。
お母様は「英語が好きだし将来も英語を使う仕事をしたい」という娘の気持ちをしっかりと理解し、「英語だけは誰にも負けないくらい勉強しなさい。そうしたら他の教科のことは何も言わないから」と言ったそうです。
とはいえ2学期の期末テストが終わった段階で
「これはマズい。この子ヤバい。」(本人談)
とお母様は感じてこちらに来てくださったのでした。
まず自分がこの女の子と面談をして聞いたことは
「英語はどうやって勉強しているの?」
ということでした。
テスト前は学校の教科書に載っていることを全て暗記する(範囲内)ことだけ。
普段は何も勉強していないと言います。
ちなみに帰国子女とかではありません。
海外に行ったこともないし、家族もみんな地元の人間で生粋の日本人です。
他の教科とあまりにも英語の成績が違うのに、特に目立った勉強もしていないというので不思議に思ってもう少し詳しく話を聞いてみました。
「英語に関して何かやっていることはある?例えばキミは勉強とは思っていなくても英語に親しむようなこと何かしていない?興味があるから教えてほしいな」
そうすると彼女は立派な英語の勉強をしていました。
本人は全く勉強と思っていなかったところが面白いです。
続きます。