小・中学校専門塾講師の思うこと

小・中学生専門塾講師の思うこと

とある個別指導塾の講師です。家庭教師もやっています。

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塾講師にとってブラックな環境であれば生徒にとってもブラックである

長いタイトルになりましたが、連休は皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。

自分も久しぶりに連休をいただき家族とゆっくり過ごすことができました。

 

さて、タイトルの件ですが

塾長=オーナーが大変なのは当たり前です。

自らの生活をかけてやっているわけですし、志を持ってやっていれば身体的に大変であっても頑張れます。生徒がテスト前に「塾で勉強したい!」と言えば本来の休校日でも開けてあげるくらいは地域密着の塾さんならやっているのではないでしょうか。

 

ここで言う「塾講師」とはアルバイトのことです。いわゆる大学生講師ですね。

 

昨今「ブラック」という言葉が定着してきましたが、いわゆる労働環境が悪いということです。ブラックバイトとか検索すると塾講師も残念ながらでてきたりします。

 

ただしこれはあくまでも「一部」の大手塾やその加盟校のみであると思います。

塾講師すべてがすべて労働環境が悪いわけではないということは自分がアルバイトをしていたことや社員として働いていた経験からも断言できます。

 

で、表題の件ですが・・

塾講師にとってブラックな環境であればそのしわ寄せはどこにいくのか。

間違いなく生徒にいきます。

なぜなら授業のクオリティが下がるからです。

 

例えば時間外労働を認めない(残業代が出ない)塾であったならば・・

講師は指導の途中であっても「また来週ね!」と切り上げてしまうでしょう。

そして何とか時間内に終わるように本当はもっと丁寧に指導したいのに適当な指導になってしまうでしょう。

 

また、多くの講師には指導報告書のようなものが義務づけられていると思います。

これを授業後に記入していて「時給をつけない」としたら、何とか指導時間中に記入しようとします。そうなると授業の質は更に下がります。

 

講師一人につき3人の生徒を指導する1:3の個別指導塾があったとします。

急に生徒が増えたり(教室長が受け入れたり)、他の講師が休んでしまったときに

「今日は1:4でやってくれ」とか「30分だけ1:5でお願い」とか言われたら授業の質はどうなるでしょうか。

 

すぐに想像できますよね。

 

そもそも労働環境が悪いところでは生き生きと働けません。

嫌々働いている人からと生き生き働いている人からとどちらから教わりたいでしょうか。

未来ある子どもたちに勉強を教えるということはとても尊い仕事であると誇りを持っていますが、残念ながらアルバイトの講師全員がその志を持っているわけではありません。

それでも数あるアルバイトの中から塾講師を選んでくれたのだから教えることは嫌いではないはずです。

ただし、あくまでもアルバイトとして応募してきたわけですから相応の対応をしてあげなくてはいけません。これは塾業界の方々に言いたいです。

 

学生の本分は勉強です。

なので大学のテスト期間には休ませてあげてください。

「あなたが休むとこれだけ迷惑がかかるんですよ」

「生徒たちのことはどうでもよいんですか?」

ある大学生の子にこのような言葉を浴びせられたという話を聞きました。

 

こんなものしっかりと管理できていない塾長・教室長の責任です。

 

人件費を削減してアルバイト講師の負担を増やした結果はどうなるでしょう。

授業の質は下がり、生徒の成績は伸びなくなります。

長い目で見てそれは塾のためなのでしょうか。

 

とにかく経営者目線で考えずアルバイト講師のことをしっかりと考えてあげてください。それは生徒のためでもあります。

 

 

これは生徒数の多い塾さんに関しての話です。

塾長一人で全員指導できる規模の塾はしっかりと指導してもらえると思います。

 

塾業界に携わる人間として「塾講師はブラック」と言われると悲しくなりますので、業界全体として改善していってほしいですね。