小・中学校専門塾講師の思うこと

小・中学生専門塾講師の思うこと

とある個別指導塾の講師です。家庭教師もやっています。

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学習障害と簡単に言わないで

 

学習障害とは

 

基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

出典:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/004/008/001.htm

 

とあります。

 

実際自分が子どものときにはこのような言葉は聞かれなかったものです。

そして今思い返してみると、あの子はひょっとして・・と思い当たる節もあります。

 

しかし、この言葉が浸透してきてあまり良く思わないことが1点あります。

 

ご父兄の方が

「ウチの子ひょっとして学習障害なんじゃないでしょうか?」

と相談をしてくることです。

まず違います。

実際そういうこと(本当にそう診断された)も1度だけありましたし、保護者様が理解済で塾へ連れてきていただくケース他塾様であったようですが。 

 

どうかそんな簡単に「障害」と言わないで。

「学習障害」の一言で「出来なくても仕方ない」と思わないでください。

 

中学生になると急に勉強は難しくなる

だいたい小学生のころは学校の成績にそれほど敏感ではなかったと思います。

本人も保護者様も。

テストも単元が終わるごとにやりますので、100点も珍しくありません。テストに向かって「テスト勉強」をしている子の方が公立小では珍しいのではないでしょうか。

 

それが中学生になると急に変わります。

テスト勉強をしなければテストで高得点は取れません。中間テストや期末テストでまとめてテストをしますので出題範囲も広くなります。

そして学期の終わりには「目に見える数字」で評定がでます。1~5という数字で。

中学1年生になって最初の成績表が返ってきたころ、ウチの子大丈夫かしら・・と塾にご連絡をいただくことが多いです。

 

1年様子を見て2年生から塾へ入ってくる子も多くいます。

その場合にお母様から前述のセリフを言われたことが何度もあります。

「きちんと勉強させているのに理解できないんです」

「一度しっかり覚えたのにもう次の日には忘れているんです」

 

大丈夫です、そんな子いっぱいいます。

きちんと勉強すれば理解できます。

一度覚えても忘れるのは普通です。そのたびに覚えなおす、復習をして記憶に残りますから一度覚えただけでもう復習しなくて良いのは瞬間記憶ができる超人だけです。

 

基本的に一度覚えたことを忘れた後復習すると、次は忘れるまでの期間(覚えている期間)が長くなります。そしてまた忘れたらもう一度復習するともっと長くなります。

4回覚え直しをすることで記憶に定着すると言われています。

 

そんなことしなくても覚えていることあるよと言われることがありますが、それは自分にとって楽しかったり、とても大切なことだったり覚えようという強い意思のあるものです。勉強を楽しいと思ってやっている子はあまり多くないと思います。

ですからどうしても復習が必要になります。

 

 障害という言葉はあまり簡単に使うものではありませんし、勉強の面ではただ努力が足りていないだけのことが多いです。

 

必ず頑張った分は結果としてついてきます。

今一度勉強の仕方や取り組みを見直してみましょう。